2007年 02月 24日 ( 1 )

今日も1日・・・

4月5日で90歳になる父は自分の食事は若い頃から自分で好きなものを作って
好きなだけ食べる生活を送ってきた(自分の事務所を持っていたので)
人と一緒に食事をするのが嫌いで1人でおかずを何種類も並べて食べるのが好きだった
その父が夕食の後かたづけを済まし自分の部屋に戻るときに毎日必ずこういうのだ

「今日も1日終わりました ありがとうございました」

この言葉を聴くたびに私はいろんな事は別として「ああ えらい人だなぁ」と思う
そして少し悲しくなる・・・1日1日そう思って暮らしているんだなぁって

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父は母とは食事の内容、味に限らず生活すべて,考え方すべてが食い違っていたため
すべて自分の事は自分でお互い行い、別所帯のように同じ家で暮らしてきた
もちろんお互いちゃんとした職業についていて所得があったからもある
おそらく母は心底、父の事が大嫌いで生理的にも嫌いなのだろう
父もそんな母が嫌いなのだろうけれど、そこは根っから人が良いので
仮にも自分の妻と呼ぶ人を心底嫌いにはなれないような人だった

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7年ほど前から2人は私達と暮らし始めたけれど
結局、4年ほど前に母は自分の家(他府県)に戻り父だけが我が家で暮らしている
母は兄が(同じ町内に兄夫婦が住んでいる)父は私がみることになった
みると言っては申し訳ないほど自分のことは自分でしてくれるというか
自分でしないと気が済まない人なのだ
食事も味付けも自分の作ったもの以外嫌だし
洗濯も洗剤や漂白剤をいっぱい入れて真っ白にしなくては気が済まない
買い物が大好きでスーパーに行ったら2時間は帰ってこない
歩くのは辛いけれど自転車なら平気だと言って3輪車で出かけていく
止めても止めても大丈夫と言って出て行くのは
買い物が好きなのと 自分の事は自分でしたいと思っているのだろうと思う
危ないからとか体に悪いからとかいろんな事を注意するけれど
昔から人の言うことは聴かない人だった
1.2年は言い争ってでも改善をと思ったけれど今は
目に余る事以外は観察に留め、自由にしたいようにさせておこうと思うようになった
もしも何かあったとしても、皆から責められても何を言われても受け止めるしかないなぁとある意味開き直った
私だってこれはダメあれもダメと言われて暮らしたくはないし
父は後何年こうして好きに暮らせるか分からないのだから・・・

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という訳で注意しなくなった分、会話も極端に減り、たまに話すと
これまた腹のたつ訳のわからんことをくどくど言う父と(モウロクではなく考え方が宇宙人なのだ)
気が強く聞き流せない私は平行線で
トンチンカンに気遣う父と密かに気遣う娘とが無関心のように生活している
人当たりがよくて社交的な父は近所では私より知り合いが多い
先日もお隣の若奥さんと知り合いのあばあさんからもバレンタインのチョコをもらっていた

通りで大きな声でよく立ち話をよくしている
「わしゃぁ もって今年いっぱいやと思うとるんや」(もう何年も言っている)
「耳も鼻もきかんようになったし歩けんけど留守番ぐらいはできる間はと思うとるんや」
「若いもんとは話は合わんし忘れん坊になってしもて怒られてばっかりやしなぁ」
「もう歩けんけど自転車なら乗れるしスーパーには行っとるんや」
なぁんて具合に誰かれなしに話している
買い物に行く90歳の父をみて近所の人はきっと私の事をなんて娘やと思っているだろう
見ず知らずの人に(父とは知り合いの)遠回しに避難されることがある

人の家の中の事は他人には分からない、口出しするのは難しい
でも最近は子供や老人の虐待が多い 
他人の家のことも気にしておく事は必要かもしれない

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自分もいずれ年をとる 明日は我が身かもしれない
子供に疎まれる日がくるのかもしれない
だからといって、なかなか父にやさしくはできないのが実情だ
そういう気持ちの狭間でもっと一生懸命、母をみている兄は神経を患い鬱病になって休職した
でもその理由を母には言うわけにはいかない(鬱病は母ゆずりだから・・・)

母の場合はこう言えばこう屈折して思う
父の場合はこう言えば必ずこう行動する・・・・わかるから、だから余計しんどい

不満であってもきっと今の生活を父も母も心のどこかで結構気に入ってるのではないかと友人は言う・・・
私も最近はそう思おうとしているし兄にもそう言っている
父は私が出勤した後は、うるさい母もいない家で気楽に駄菓子など食べながら
テレビをみて大笑いして過ごしていて
母は大嫌いな父を娘に託してホッとして、読書とお昼ねをして、毎日見にくる兄に感情のままをぶつけて過ごしている
(2人とも長い間、一生懸命働いてきたのだからもちろん当然のことだと思うのだけれど・・・)

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年を取るということは・・・・本来の人格がなくなっていくことだろうか
それとも本来の姿が現れてくることだろうか・・・本人には気づかないことかもしれない
私はどんな年寄りになるのだろうか
思ったとおりの生き方老い方をできるのだろうか・・・・
やっぱり父や母のように知らないうちに・・・・
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by MasakondaMam | 2007-02-24 15:57 | わんこ&にゃんこ | Comments(4)